親と子の終活を片づけでデザイン
離れて暮らす親と子をオーガナイズでつなぐ思考の整理から始める片づけ支援
鳥取市のライフオーガナイザー/シニア生活環境オーガナイザー
50歳からの終活構造デザイン― 人生の間取りを整える設計サポート ―
鳥取市・倉吉市・米子市・境港市・安来市・松江市、中国地方・山陰エリア
 

「認知症になったら終わり」じゃない。『認知症世界の歩き方』ワークショップで見えた、これからの親との向き合い方

2026/07/07

こんにちは。

鳥取在住 マスターライフオーガナイザー®・シニア生活環境オーガナザー®のおのうえきょうこです。

終活系セミナー講師・片づけ整理収納サポートをしています。

このブログでは、50歳からの人生の間取りを整える「親と子の終活を片づけでデザイン」についてお届けしています。

(この記事は3分くらいで読めます)


目次


  • 認知症は、まだ先の話だと思っていませんか?
  • 幅広い世代が参加した『認知症世界の歩き方』ワークショップ
  • 参加者の9割以上が「認知症のイメージが変わった」と回答
  • 「困った人」ではなく「困っている人」
  • 親の実家と、自分の人生の間取りを整えるということ
  • 今からできる3つの小さな準備
  • 認知症を知ることは、自分らしく生きることにつながる





認知症は、まだ先の話だと思っていませんか?

 

50代になると、親の物忘れや体力の変化が少しずつ気になり始めます。

 


  • 実家に帰るたびに物が増えている
  • 同じ話を何度もするようになった
  • 「大丈夫かな…」と思う瞬間が増えてきた

 

でも同時に、自分自身もまだ仕事をしたいし、趣味も楽しみたい。子どもの独立や自分の老後についても考え始める時期です。

 

だからこそ今、「親のこと」と「自分のこと」を一緒に考えるタイミングなのかもしれません。





幅広い世代が参加した『認知症世界の歩き方』ワークショップ

 

先日開催した『認知症世界の歩き方』ワークショップには、20代から90代まで、実にさまざまな世代の方が参加してくださいました。

 

20代:1人

30代:2人

40代:5人

50代:4人

60代:5人

70代:8人

80代:2人

90代:1人

(参加37名のうち回答いただけた人数)

認知症は高齢者だけの問題ではなく、家族や地域、そして私たち一人ひとりの暮らしに関わるテーマなのだと改めて感じました。






参加者の9割以上が「認知症のイメージが変わった」と回答

 

「今日のお話を聞いて、認知症へのイメージは変わりましたか?」

という質問に、

 


  • とてもよかった:16名
  • よかった:11名  (参加37名のうち回答いただけた人数)

という結果になりました。

 

 

印象的だった感想を一部ご紹介します。

 


  • 「認知症だから、とひとくくりにしていたことに気づいた」
  • 「行動には必ず理由や背景があることがわかった」
  • 「人権や尊厳を大切にしたいと思った」
  • 「できない人ではなく、一部忘れてしまうことで困っている人なんですね」
  • 多くの方が、「認知症を見る視点」が変わったと話してくださいました。
  • 「困った人」ではなく「困っている人」

 

今回のワークショップで、私自身も改めて大切だと感じた言葉があります。




認知症の人は、困った人ではなく、困っている人。

 


  • 財布をしまった場所を忘れてしまう。
  • 約束を忘れてしまう。
  • 同じことを何度も聞いてしまう。

 

その行動だけを見ると、「また?」と思ってしまうこともあります。

 

でも、その人の世界では、本当に困っている出来事が起きているのです。

 

だから必要なのは、正そうとすることではなく、

 

「何に困っているんだろう?」と想像してみること。

 

そして、そのためには対話が欠かせません。

 

親の実家と、自分の人生の間取りを整えるということ

 

ライフオーガナイズでは、「片づけ」は単に物を減らすことではありません。

 

 

  • これからどんな暮らしをしたいのか。
  • どんな人生を送りたいのか。

 

そのために時間や空間を整えていくことです。

親の実家も同じ。

 

認知症になってから慌てて片づけるのではなく、

 

 

  • どんな暮らしを続けたいのか
  • 何を大切にしているのか
  • これからどう生きたいのか

 

 

そんな話ができるうちに対話を重ねておくことが、何よりの準備になります。

そして、それは親のためだけではありません。

親のことを考えることは、自分自身のこれからを考えることにもつながっていくのです。




今からできる3つの小さな準備

① 親の話を「聞く時間」を作る

 

正解を出そうとしなくて大丈夫。

昔の話や好きなことを聞くだけでも十分です。

 

② 実家の「困りごと」を一緒に探す

 

物の場所がわからない。

薬の管理が難しくなっている。

小さなサインを見逃さないことが大切です。

 

③ 自分のこれからも考えてみる

 

もし親のサポートが必要になったとき、

私はどんな暮らしを続けたいのか。

何を大切にしたいのか。

親の未来を考えることは、自分の人生の間取りを整えることでもあります。




認知症を知ることは、自分らしく生きることにつながる

 

今回のワークショップでは、

「認知症ではない人にも通じる話だった

という感想をたくさんいただきました。

本当にその通りだと思います。

 

人は誰でも、理解されたいし、自分らしく暮らしたい。

だからこそ、

相手を知ろうとすること

対話をすること

一緒に考えること

これらは認知症だけでなく、家族との関係や自分の人生そのものを豊かにしてくれる力になります。

 

親の実家をどうするか。

自分のこれからをどう生きるか。

答えを急がなくていい。

 

でも、元気な今だからこそ始められる対話があります。

 

認知症について学ぶことは、「もしものための備え」ではなく、
これからの日々をもっと楽しく、自分らしく生きるためのヒントなのかもしれません。

今日の本棚
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