親と子の終活を片づけでデザイン
離れて暮らす親と子をオーガナイズでつなぐ思考の整理から始める片づけ支援
鳥取市のライフオーガナイザー/シニア生活環境オーガナイザー
50歳からの終活構造デザイン― 人生の間取りを整える設計サポート ―
鳥取市・倉吉市・米子市・境港市・安来市・松江市、中国地方・山陰エリア
 

【50代】やらなきゃと思っているのに動けないのはなぜ?

2026/08/29

実家の片づけと人生を整理するヒント

【50代】やらなきゃと思っているのに動けないのはなぜ?
実家の片づけ、親のこと、自分のこれから。
50代になると「やらなければ」と思うことが増えていませんか?
CLOプログラムの学びから、プロジェクト・タスク・ゴール・習慣の違いを整理し、
やることを具体的な行動に変えるヒントをご紹介します。


「やらなきゃ」と思っているのに、なかなか動けないことってありませんか?

 

「実家の片づけが気になっているけれど、何から手をつけたらいいかわからない」

「親も年齢を重ねてきたので、これからのことを話さなければと思っている」

「自分自身のこれからの人生についても考えたい」

「やりたいことはあるのに、毎日のことで精一杯になっている」

「やらなければと思っていることが、頭の中にずっと残っている」

 

そんなことってありませんか?

 

50代になると、親のこと、自分の健康、仕事、夫婦関係、子どもの独立、これからの暮らしなど、

考えなければならないことが一気に増えてきます。

しかも、どれも大切なことばかり。

だからこそ、「何から始めればいいかわからない」という状態になってしまうこともあるのではないでしょうか。

 

8月28日20時30分から開催されたCLOミーティングで、

まさにそんな「行動できない理由」について考える機会がありました。

 

今回の学びは、片づけだけではなく、親との関係や実家のこと、
自分自身のこれからの人生を考えるうえでも役立つ内容だと感じました。

(この記事は全部読むと8分くらいで読めます)

この記事のトピック

 


  1. CLOプログラムとは?
  2. 「やること」を書き出しているのに、なぜ進まないの?
  3. プロジェクトとタスクの違い
  4. ゴールは「自分がどこに向かいたいのか」
  5. 習慣になると「やらなきゃ」から解放される
  6. 50代は「プロジェクト」を抱えすぎている?
  7. ToDoリストで頭の中の間取りを整える
  8. 「理想の暮らし」が思い浮かばなくても大丈夫
  9. 行動できないのは、意志が弱いからではない




そもそもCLOプログラムとは?

8月28日20時30分から、CLOのミーティングに参加しました。

 

今回は、新しくなったCLOプログラムの動画について、参加メンバーで内容を確認しながら、感想や気づきを共有する時間でした。

 

CLOプログラムは、慢性的に片づけや整理が難しく、日常生活に支障を感じている方への支援について学ぶ専門的なプログラムです。

 

ライフオーガナイザーとして活動していると、

 

「片づけたいと思っているのに、なぜかできない」

 

「やらなければと思っているのに、行動に移せない」

 

「何度片づけても、また元に戻ってしまう」 という方に出会うことがあります。

 

そんなとき、

 

「やる気がないから」

 

「だらしないから」

 

「努力が足りないから」

 

と簡単に考えるのではなく、

 

なぜ、その人は行動しにくいのだろう?

 

という視点から、その人に合った支援を考えるための知識や考え方を学ぶプログラムです。

 

今回のミーティングでは、改訂されたCDレベル1のコンテンツについて意見交換を行いました。

 

私は、その中でも「タイムマネジメント」のコンテンツについて感じたことをお話ししました。

 

そして特に印象に残ったのが、

 

「プロジェクト」「タスク」「ゴール」「習慣」の違い でした。



「やること」を書き出しているのに、なぜ進まないの?

「やることはわかっているんです」

「ToDoリストも作っているんです」 

 

それなのに、なかなか進まない。

 

そんな経験はありませんか?

 

私自身、今回の動画を見て、

 

ToDoリストに書いているものが、本当に「タスク」になっているのだろうか?

 

と考えさせられました。

 

例えば、

 


  • 実家を片づける
  • 親のこれからを考える
  • 健康診断に行く
  • 自分の老後について考える
  • これからの人生を充実させる

 

これらはすべて大切なことです。

 

でも、今日すぐにできるでしょうか?

 

難しいですよね。

 

なぜなら、これらは多くの場合、一つの行動では終わらない大きなテーマだからです。

 

ここに、「やらなきゃ」と思っているのに動けない理由があるのかもしれません。


プロジェクトとタスクは違う

今回、改めて整理すると、とてもわかりやすいと思ったのがこの違いです。

 


  • プロジェクト=複数の行動が必要な取り組み
  • タスク=一つの行動で完了する具体的な一歩

 

例えば、

 

「実家を片づける」はプロジェクト

 

「実家を片づける」と書いても、その場ですぐに完了することはできません。

 

そのためには、

 


  • 親に今困っていることを聞く
  • 帰省する日を決める
  • 片づけたい場所を確認する
  • 親と一緒に優先順位を考える
  • 必要なものと不要なものを整理する

 

など、複数の行動が必要になります。

 

つまり、

 

「実家を片づける」はプロジェクトです。

 

そのままToDoリストに書いてしまうと、

 

「さて、何から始めよう?」となってしまいます。




タスクは「次に何をするか」が明確なもの

 

では、ToDoリストには何を書けばいいのでしょうか。

 

それが、タスクです。

 

例えば、

 


  • 母に電話して、困っていることを聞く
  • 次に実家へ帰れる日をカレンダーで確認する
  • 実家で気になっている場所を3つ書き出す

 

これなら、次に何をすればいいのかが明確です。

 

タスクとは、今すぐ実行できる具体的な一歩。

 

「やらなければ」と思っているのに動けないときは、

 

自分のやる気が足りないのではなく、やることが大きすぎるだけ

 

かもしれません。




ゴールは「どこに向かいたいのか」

では、ゴールは何でしょうか。

 

ゴールは、

 

最終的に、自分がどこに向かいたいのかを示すもの です。

 

例えば、

 

 

  • 親が元気なうちに、実家やこれからのことを話しておきたい
  • これからの10年を健康で楽しく過ごしたい
  • 子どもが独立したあとの人生を楽しみたい
  • 自分の時間をもっと大切にしたい

 

 

こうしたものが、人生のゴールになるかもしれません。

 

ゴールが決まると、

 

そのために何をする必要があるのか を考えやすくなります。

 

例えば、

 

ゴール:これからの人生を悔いなく楽しみたい

 

そのためのプロジェクトとして、

 

これからやりたいことを整理する ということがあるかもしれません。

 

そして最初のタスクは、

 

「これから5年以内にやってみたいことを10個書き出す」 かもしれません。

 

大きな人生のテーマも、

 

今日できる一歩 まで小さくすると、少しずつ動き始めることができます。





習慣になると「やらなきゃ」から解放される

そして最後が、習慣です。

 

習慣とは、

 

毎回考えたり決心したりしなくても、自然にできること

 

です。

 

例えば、

 

 

  • 歯を磨く
  • 朝起きて顔を洗う
  • 毎朝コーヒーを淹れる といったことは、毎回ToDoリストには書かないですよね。

 

 

すでに生活の中に組み込まれているからです。

 

例えば、

 

 

  • 朝5分だけ予定を確認する
  • 週末に親へ電話する
  • 月に一度、自分のこれからについて考える時間をつくる
  • 寝る前に翌日の予定を確認する

 

 

こうしたことも、最初は意識して行う必要があるかもしれません。

 

でも、繰り返していくことで、

 

「やらなければ」から、「自然にやっている」 に変わっていくことがあります。

 

これが習慣です。



50代は「プロジェクト」を抱えすぎている?

50代になると、人生の中に抱えているプロジェクトが増えてきます。

 

親のこと。自分の健康のこと。仕事のこと。夫婦のこれから。子どもの独立。実家のこと。自分の家の片づけ。

 

そして、「これから、自分はどう生きたいのか?」ということ。

 

どれも大切です。

 

でも、大切なことほど大きなテーマなので、そのままでは動けません。

 

だからこそ、

 

大きなテーマを、そのまま頭の中に抱え続けないこと。

 

一度、外に出してみる。

 

そして、

 

「これはゴール?」

 

「これはプロジェクト?」

 

「今すぐできるタスクは?」 と分けてみる。

 

それだけでも、頭の中はずいぶん整理されるかもしれません。



ToDoリストは「頭の中の間取り」を整える道具

ミーティングの後半では、

 

「みんなはToDoリストをどう管理しているのか?」

 

「クライアントには、どのようにToDoリストづくりをサポートしているのか?」

 

という話題にもなりました。

 

頭の中だけで管理していると、

 

「あれもしなきゃ」

 

「これも気になる」

 

「親にも連絡しなきゃ」

 

「健康診断も予約しなきゃ」と、いろいろなことが同時に浮かんできます。

 

そして、何となくずっと気になっている。

 

だからこそ、まずは頭の中から外に出す。

 

紙でもスマートフォンでも構いません。

 

そして、

 

ゴール

プロジェクト

タスク

 

を分けてみる。

 

私はこれって、頭の中の間取りを整えることに似ていると思いました。

 

すべてが同じ場所に積み重なっていると、必要なものを取り出せません。

 

でも、一度出して、分けて、整理すると、「今の自分がまずやるべきこと」が見えてきます。





「理想の暮らし」が思い浮かばなくても大丈夫

ミーティングでは、意思決定支援についても話題になりました。

 

ライフオーガナイザーとして、「どんな暮らしがしたいですか?」と尋ねることがあります。

 

でも、すぐに答えられる人ばかりではありません。

 

特に、

ずっと親のことを考えてきた。

 

家族を優先してきた。

 

子どものことを優先してきた。

 

仕事を頑張ってきた。

 

そんな方ほど、「自分がどうしたいのかわからない」ということがあります。

 

でも、大きな理想をすぐに見つけなくても大丈夫です。

 

例えば、

 

「友人を家に呼びたい」

 

「孫が遊びに来たときに、一緒にゆっくり過ごしたい」

 

「今年は旅行に行きたい」

 

「もっと自分の時間を楽しみたい」

 

そんな小さな気持ちでも十分です。

 

大きな理想が見つからないときは、

 

「少し楽しみだな」と思えることから始めてみる。

 

それが、これからの人生の小さなゴールになるかもしれません。



行動できないのは、意志が弱いからではない

今回のCLOミーティングを通して、私が改めて感じたことがあります。

 

それは、行動できないのは、意志が弱いからとは限らない。ということです。

 

「実家のことを考えなきゃ」

 

「親とも話さなきゃ」

 

「自分のこれからも考えなきゃ」

 

「片づけなきゃ」

 

「健康のことも気になる」

 

そう思っているのに動けない。

 

そんなときは、自分を責める前に、

 

「これは大きすぎるプロジェクトになっていないかな?」と考えてみてください。

 

そして、「今日できる一歩は何だろう?」と自分に問いかけてみる。

 

親のことも大切。

 

家族のことも大切。

 

でも、50代からの人生は、自分自身の人生でもあります。

 

これから先、

 

どこで暮らしたいのか。

 

誰と過ごしたいのか。

 

どんな時間を大切にしたいのか。

 

何を楽しみたいのか。

 

すべてを一度に決める必要はありません。

 

まずは、頭の中にあることを外に出してみる。

 

そして、大きなプロジェクトを小さなタスクに分けてみる。

 

今日できることを、一つだけやってみる。

 

そんな小さな一歩が、

 

親のことも、自分のことも、そしてこれからの人生も、自分らしく整えていくことにつながるのかもしれません。

 

今回のCLOミーティングで得た学びも、これからのクライアント支援に、
そして私自身のこれからの人生にも活かしていきたいと思います。

今日の本棚
新装版 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術